通勤時間込み時給計算
給与・給与の期間・1日の勤務時間・1か月の勤務日数・1日の通勤時間から、通勤時間を含めた実質的な時給を計算します。給与を勤務時間だけで割った通常の時給に加えて、往復の通勤時間を含めた仕事に関わる時間から時給を確認できます。
このツールについて
通勤時間込み時給計算は、給与だけでなく、仕事のために使っている通勤時間も含めて時給を計算するツールです。
一般的な時給は、給与を勤務時間だけで割って計算します。しかし、実際に働くためには自宅と職場の間を移動する時間も必要です。毎日の通勤時間が長い場合、勤務時間だけで計算した時給と、通勤時間まで含めて計算した時給には差が生じます。
このツールでは、給与、給与の期間、1日の勤務時間、1か月の勤務日数、1日の通勤時間を入力すると、通常時給と通勤時間込み時給を計算できます。
通勤時間は、職場への行きと帰りを合わせた1日の往復時間として入力します。たとえば、片道30分の場合は、1日の通勤時間を1時間として入力します。
通勤時間込み時給は、勤務時間と通勤時間を合わせた「仕事に関わる時間」で給与を割って計算します。そのため、通勤時間が長いほど、通勤時間込み時給は通常時給より低くなります。
給与の期間は月給または年収から選択できます。年収を入力した場合は12か月で割って月給に換算して計算します。
この計算では、休憩時間、仕事に関連する費用、残業時間、賞与、税金や社会保険料などは考慮していません。給与と勤務時間、通勤時間から、通勤を含めた場合の時給を確認するための目安としてご利用ください。
数字から見えること
通勤時間は、給与明細には「労働時間」として表示されることはありませんが、仕事をするために毎日必要になる時間です。勤務時間だけを見ると気付きにくい通勤の負担も、月単位や年間単位に換算すると、どれくらいの時間を使っているのかが分かります。
1日1時間の通勤でも、1か月に20日勤務すると20時間になります。年間では約240時間となり、通勤だけでかなりの時間を使っていることが分かります。
たとえば1日の通勤時間が30分の場合でも、月20日勤務なら1か月で10時間、年間では約120時間になります。片道の時間だけを見ると短く感じても、往復と勤務日数を合わせると大きな時間になります。
一方で、在宅勤務や職場の近くへの引っ越しなどによって通勤時間を短くできれば、給与が同じでも仕事に関わる時間は少なくなります。通勤時間込み時給は、給与額だけでは分からない「時間あたりの収入」を考えるときの一つの目安になります。
通勤時間の長さは、人によって大きく違います。片道数十分で済む人もいれば、毎日数時間かけて通勤する人もいます。そのため、同じ給与や勤務時間でも、通勤時間によって実際に仕事に使う時間は変わります。
また、通勤時間を短くすることは、単純に時給を上げることとは違います。給与が増えなくても、通勤に使う時間が減れば、自由に使える時間が増えます。このように、働き方を考えるときに給与額だけでなく、仕事のために使っている時間全体を見ることができます。
計算方法
このツールでは、まず給与を月給に換算し、1か月の勤務時間と通勤時間を計算します。その後、勤務時間だけを使った通常時給と、通勤時間を含めた時給をそれぞれ計算します。
給与の期間を月として入力した場合は、その金額をそのまま月給として使用します。年として入力した場合は、年間給与を12か月で割って月給に換算します。
月給 = 年間給与 ÷ 12
1日の勤務時間に、1か月の勤務日数を掛けて、1か月あたりの勤務時間を計算します。
1か月の勤務時間 = 1日の勤務時間 × 1か月の勤務日数
1日の往復通勤時間に、1か月の勤務日数を掛けて、1か月あたりの通勤時間を計算します。
1か月の通勤時間 = 1日の通勤時間 × 1か月の勤務日数
勤務時間と通勤時間を合計して、仕事に関わる時間を計算します。
仕事に関わる時間 = 1か月の勤務時間 + 1か月の通勤時間
通常時給は、月給を1か月の勤務時間で割って計算します。通勤時間は含めません。
通常時給 = 月給 ÷ 1か月の勤務時間
通勤時間込み時給は、月給を勤務時間と通勤時間を合わせた時間で割って計算します。
通勤時間込み時給 = 月給 ÷ 仕事に関わる時間
計算例
月給30万円、1日の勤務時間8時間、1か月の勤務日数20日、1日の通勤時間1時間の場合は、次のように計算できます。
- 月給:300,000円
- 1か月の勤務時間:8時間 × 20日 = 160時間
- 1か月の通勤時間:1時間 × 20日 = 20時間
- 仕事に関わる時間:160時間 + 20時間 = 180時間
- 通常時給:300,000円 ÷ 160時間 = 1,875円
- 通勤時間込み時給:300,000円 ÷ 180時間 ≒ 1,667円
この例では、通勤時間を含めることで、通常時給1,875円に対して通勤時間込み時給は約1,667円になります。通勤時間が1日1時間でも、月20日勤務すると月20時間、年間では約240時間になるため、通勤時間が時給に与える影響を考える際には、1日だけでなく月や年間の単位で見ることもできます。